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焙煎しながら、「おかえり」を。コーヒーも子どもも大好きだから。

コーヒーの香りに誘われて歩くと、そこにはシックな外観の珈琲豆店が。実はこの建物は、ご夫婦とお子さま2人の4人家族が暮らす、U様の店舗兼ご自宅です。

このお店を切り盛りするのは、「コーヒーを淹れるときの、粉がモコモコ膨れ上がる瞬間が好きなんです!」と嬉しそうにお話ししてくれた奥さま。焼く、挽く、淹れる、飲む……コーヒーをめぐる体験すべてをめいっぱい楽しむ暮らしや、お店をつくった経緯について聞かせていただきました。

焙煎は、一人ひとりに合わせて一袋ずつ

こちらのお店は、店舗兼自宅を建ててから半年の準備期間を経て、2017年1月にオープン。大型の店舗ではできない、とあるこだわりを持っているそう。

「普通は、大きな焙煎機で一気に焼いて、何袋かに分けて提供すると思うんです。でも私は、一人ひとりのために都度焼くっていうのがやりたくて。200gずつしか焼けない焙煎機で、お好みの豆と焙煎度合いで焼く。その焼ける香りも感じてもらうんです。サービスコーヒーを飲んでもらいながら待っててもらって、『はい、焼けましたよ』って渡すのがやりたくて」

ちょっとした世間話をしたり、目の前で自分のためだけに焙煎される豆の様子を見ながら、淹れたてのコーヒーを楽しむ。単純に「珈琲豆を買う」というだけでない、「珈琲豆を手に入れる一連の体験そのもの」をお客様に楽しんでもらうことが、奥さまの大切にしていることのようです。

コーヒーのイメージを変えた、キューバの珈琲豆

今でこそ世界中のコーヒーを楽しむ奥さまですが、20歳になる頃まではさほどコーヒーは好きではなかったとか。

「もともと家族がコーヒーを飲むタイプだったので、私も家で飲んではいたんですけど、それまでは苦いってイメージが強すぎて……ミルクを入れないと飲めませんでした。でも、当時住んでいたエリアの珈琲豆屋さんで買ってみた、キューバの『クリスタルマウンテン』がおいしすぎたんです!」

そこからコーヒーにハマりはじめた奥さまは、自身で焙煎をするようになったそう。

「この手あみに入れて、ガスの火でひたすら焼く。コーヒーって、焼けると豆の皮が桜吹雪のように飛ぶんです。だから、もう自宅のコンロはすごいことになってました(笑)」

こうして、自身でさまざまな豆を焙煎したり、講習に参加したり……どんどんとコーヒーの世界へとのめり込んでいった奥さま。コーヒーマイスターの資格も取得したといいます。

「資格を取ったら、大きいコーヒーの展示会に参加できるんです。そこで珍しいコーヒーも飲めるので、一気にいろんな豆を試したりするのも楽しい。コーヒー仲間もできて、このお店をつくるときも相談にのってもらえたので助かっています」

珈琲豆の提供も理想の子育ても叶える、店舗兼自宅というかたち

仲間のアドバイスをもらいながら、無事オープンした上田珈琲豆焙煎堂。実は、当初から店舗兼自宅を建てるつもりだった、というわけではないそう。

「珈琲豆を自宅で販売したい気持ちはあって……でも夫が転勤族なので、家やお店を建てようっていう発想はなかったし、ましてや賃貸では叶えられないし。だから、コーヒーのことは諦めて普通に住むためだけの賃貸を探していました。そしたら夫が『めっちゃかっこいい工務店を見つけたから、問い合わせしといた!』って急に。『え!一軒家!?』ってびっくりですよ(笑)。一軒家ならお店もいっしょにできるかもしれないし、賃貸のように子どもたちがうるさくしてお隣さんに迷惑をかけることもないし……そう思って、具体的にお店を兼ねた一軒家を検討しはじめました」

しかし店舗併設となると、かなりの費用がかかるうえ、思い通りのかたちにするのもなかなか難しいもの……ヒロ建工と相談を重ね、実現に向けて動き出したといいます。

「ヒロ建工さんの営業の方がいろいろ調べてくださって、これならできるかもっていう見通しがつきました。あとは保健所の申請項目を満たせるように、ってお願いをして。ぜーんぶヒロ建工さんに任せっぱなし(笑)」

こうして、念願叶って自分で焙煎した珈琲豆を売るお店を持つことができた奥さま。お店を、家とは別につくるのではなく自宅に併設させたのには理由がありました。

「子どもたちが帰ってきたときに、家にいたかったんです。今は、子どもたちが自宅側じゃなくてお店側の入口から帰宅することも多いので、常連さんが『おかえり〜』って言ってくれますね」

大好きなコーヒーのお仕事をしながら、母として子どもたちを自宅で迎えることができる。そんな理想を、この店舗兼自宅で叶えることができているようです。

趣味のカフェめぐりをしながら、学びをお店に生かす

自分のお店を経営しながらも、趣味として、そして勉強として、他のカフェや焙煎所によく訪問するそう。

「淹れ方や味のことは自分でも本で勉強できるし、情報源もたくさんあるんですけど、パッケージやお店の見せ方はなかなか学びにくい。だから、センスのあるおしゃれなお店によく足を運びます」

好きなコーヒーを仕事にしたからこそ、コーヒーのことだけでなくお店をやるうえで必要なことも、わくわく楽しみながら学ぶことができている様子。こうして、お店自体も徐々に軌道に乗ってきました。

「やっと2人目の子を保育園に預かってもらえて、営業日数を増やせるようになりました。だから、まずは現状維持でやりつづけることが一つの目標ですね!いつかは『好きなブレンドをつくってみよう!』みたいなワークショップもやりたいと思っています」

子育てをしながら、大好きなコーヒーの香りに包まれる生活。家族も地域の方も癒される、温かな空間が広がっていました。

▲店舗兼自宅を建てる際、特にこだわってオーダーしたのは、雑誌を参考にしたというトイレゾーン入口のアーチ。
▲珈琲豆を入れる袋には、銘柄を直筆で書き入れ。一つひとつに手づくりの特別感をプラスしている。

お施主様名U様
お住まい埼玉県飯能市
家族構成夫婦+子ども2人
居住歴4年

ANOTHER VOICE

子どもたちが楽しめるお家に!イチからつくって、いっしょに変化しよう。
PLAYER’S VOICE. 005
二人の好きを、かけあわせて。大人の住まいで奏でるハーモニー。
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