龍を描こう!
昨年の年末のことです。
弟と会う機会があり、「干支の龍の絵を描こうぜ!」という話になったのでした。
私の弟はCG(コンピューターグラフィックス)の仕事をしています。ゲームやアニメの画像、TV番組の素材として使われるようなグラフィックスを作っているのです。
私と言えば、最近ようやくデジタルイラストを始めたばかりという状態で、描くとしてもアナログのイラストしか描けませんが、いいトレーニングになるので、描き比べしてみようということになりました。
さて、いざ、描こうと思うと描けない。そもそも龍とは何かわかりません。架空の生物ですから、誰も本物を見た事がないのです。手当たり次第に龍の絵をスケッチしてみました。
西洋の龍(ドラゴン)なのか、東洋の龍なのか。描くとしたら東洋の龍がいいかな?神秘的なのがいいかな?とか考えていました。
鳴き龍?水墨画に出てくるような、「にらみ」をきかせた絵がいいのかな?
結局1月3日に下絵として、できたのがこれ。
なんかいまいち。
弟に見せたら、冷めた反応。彼も、年末年始が忙しかったらしく、絵は未完成でした。
ASIAという、ロックバンドのジャケットを思い出し、やっぱりロジャーディーン(このジャケットのイラスト描いた人です。)すげぇよね!って話になって、彼から送られてきたのが、これです。
龍に乗った兎。干支の引継ぎ。まんが日本昔話へのオマージュだそうです。なかなかの出来。
私の描いたのはこれです。まあ、こんなもんかな。もっと、えぐい絵が描きたいなと思います。来年も干支を描こう!もっと上手くなりたいもんです。
設計の白比でした。