自由学園明日館に行ってきました。
建築家のフランク・ロイド・ライトが好きで、自由学園明日館へ行ってきました。
単純なモダニズムではないその装飾的なデザインが好きで、その哲学を
学びたいとずっと追い続けている建築家です。
この建物でよく取り沙汰されるのは、緩急つけたホールの天井高さです。
入口は、天井高さがとても低いのですが、左手ホールに入ると…
いきなり圧倒的な吹き抜け空間が出迎えてくれます。
この緩急のつけ方が、この建物を紹介する時、よく取り上げられています。
住宅でも、よくこの手法を使っている建築家さんがいらっしゃいます。
教室は、今でも地域の生涯学習等で使われています。
特徴的な装飾が強烈すぎて真似したくても真似できない…
でも私にとって、一番強烈に心に刻まれてしまうのは…
校舎越しに見える池袋駅周辺の高層ビルとの対比です。
遠景に屹立する高層ビルとその手前にある中低層住宅群を挟み
今となっては、周辺と異なる文脈でデザインされた自由学園明日館。
現代日本の世相と、そのカオス(混沌)感がたまらなく面白い。。。。。