天空の茶寮へ
こんにちは。
大山阿夫利神社にある「茶寮 石尊(さりょう せきそん)」に行ってきました。
場所は神奈川県の伊勢原市なので、空いていれば所沢から高速で1時間ちょっとで行けます。
車で行けるのは、ふもとまで…そこから徒歩でケーブルカーの駅まで、延々石段をのぼります。
ノープラン軽装備で来たことを若干後悔…まわりは登山スタイルの方々もチラホラ。
ふもとから神社までの登山ルートもあるようです。
動きやすい服装とスニーカー必須です。
応援メッセージつき石段。
心強い限りのメッセージ、あと半分…もう足痛いんですけども。
帰りも階段あるんだよな、と思う時点でもう気持ちが負けています。
神社までの参道なので、お土産物屋さんも並んでいます(こま参道)
ケーブルカーは20分ごと。
ちょうど出発間近だったので、ラストの階段をダッシュで駆け上がり間に合ったのですが、足はお察しです。
ケーブルカーはかなりきつめの傾斜を、スイスイのぼっていきます。
5、6分で到着しました。
阿夫利神社の駅から見下ろすとなかなかの角度。
ジェットコースターのように見えなくもありません。富士急に行きたくなります。
曇っているのが少し残念でしたが、絶景です。
↓…出没注意
出会ったら、ゆっくり後ずさりしてフェードアウトするイメージトレーニングしてお出かけください。
着いたと思ったら甘かったです、
神様には容易に近づけません。
こんな山の上にあるとは思えないくらい、立派な神社でした(大山阿夫利神社)
簡単には来れないからこその、ありがたみを感じます(ケーブルカーないと大変)
ようやく目的地の「茶寮 石尊」へ
エントランスのたたずまいも素晴らしい!
「茶寮 石尊」は建築家の堀部安嗣さんの設計で、前から見たかったのでやっと叶いました。
堀部先生の著書「住まいの基本を考える」はおすすめです。
家づくりに携わるものとして、あらためて住まいの在り方とは何か、の物差しをあらためて考えさせられます。
まずは絶景テラス席へ。
天気が良ければ、相模湾や房総半島、伊豆大島まで見渡せる、ミシュラン2つ星の眺望です。
(天気がいいと…こちら)
貸し切り状態でいただくコーヒーと絶景は最高です。
他のお客さんも来たので、続いて室内へ。
席変わっても良いですか!写真撮っても良いですか!と食い気味に聞いてしまい、店員さん少し引いてなかったか心配です。
写真では分かりづらいのですが、小上がりの畳敷の席の座椅子と手前のダイニングテーブルのチェアの高さが同じくらいで、外の景色を切り取っている窓への視線が通るようになっています。
テラス→ダイニング→座敷に高さの変化があって、視線の抜け方の心地よさと空間の居心地の良さを感じられました。
改修(リノベーション)でつくられた茶寮なので、もともとの神社のつくりを活かしているようです。
山の上まで資材を運ぶの、大変だったろうな…と、堀部先生と宮大工さん(職人さん方)の労を思いつつ、建築家の方の考えに想いをめぐらせながら実際の作品にゆっくり浸れる場所は少ないので、貴重な時間を過ごせました。
いつか堀部先生デザインのガンツウに行けたらな、と思います。
神社が終点だと思っていたら、頂上はもっと先らしく…
山、お好きな方はぜひ。。。