Vol.26【あなたの知らないコンセントの世界~後編~】
いつもヒロ建工HPをご覧いただきありがとうございます。
皆さん、今週末はいよいよ【HIRO’sマルシェ】です!!
今回はアウトドア気分を楽しんでもらえるようなマルシェになっています♪
お家の廃材でできた木のトレーを作ったり…ハンモックに揺れながらマッサージをしてもらったり…キャンプに持っていきたい素敵なランタンの販売などなど!もちろん今回も美味しいごはんやおやつ、ドリンクも存分に楽しめちゃいます!😋
お友だちを連れてきていただいたオーナー様とそのお友達には、マルシェで使える商品券もプレゼント🎁✨
ぜひ皆さまお誘いあわせの上ご来場ください!スタッフ一同お待ちしております🏕
さて、今回は…
HIRO’s LIFE Vol.26【あなたの知らないコンセントの世界~後編~】です!
皆が頭を抱えるコンセントの位置…今回は使いやすい“高さ”もスイッチの位置と併せてご紹介いたします。
ぜひご覧ください🌟
電気配線図にご注意!コンセントやスイッチを使いやすくする方法
コンセントとスイッチの打合せをする時に、必ず出てくるのが電気配線図という図面です。電気配線図とは、コンセントやスイッチ、照明など電気工事が必要な物が載っている図面の事です。
住宅会社によって表現の仕方は多少違いますが、◯の中に2本の線が入っているのがコンセント。「●」がスイッチで「●」と線でつながっているのが照明です。「●」のスイッチを押せば、線でつながっている照明が点灯するという訳です。
でも、実は住宅会社がつくる電気配線図をそのまま鵜呑みにしてしまうのは結構危険なことです。
プロが作った図面だからと言ってあまり気にしていないと、スイッチやコンセントの使い勝手が悪い家になってしまうなんて事もにもなりかねません。
コンセントやスイッチは、一度家が完成してから位置を変えるのは大変です。
家が完成してからでは手遅れなので、家が完成する前にしっかりスイッチの位置を確認しておくのがとても大切です。
コンセントやスイッチが使いづらい!
まずは使いづらいスイッチの例を見てみましょう。図面は、使いづらいスイッチの代表例です。
この図面だとスイッチがドアの影になっていて、玄関からリビングに入ってきた時にスイッチを押しづらいですよね。
夜に家に帰ってくると、真っ暗な中でスイッチを手探りで探す事になります。
このようにスイッチを適当に配置してしまうと、なんとも使いづらいスイッチになってしまうのです。
ドアを開けてすぐ押せる位置にスイッチがある方が使いやすいですよね。特に部屋の入口は使いづらい位置にスイッチが配置されている事があるので、実際に部屋に入った時の事を想定してみると、このような失敗を減らす事ができます。
スイッチは部屋に入ってすぐに押すという特性上、扉や引き戸などの建具とは密接な関係にあります。
間取りの打合せ段階では生活のしやすさ優先でスイッチのことは忘れてしまいがちですが、配線打合せでしっかり確認をしておきたいですね。
コンセントやスイッチの場所が中途半端
スイッチの位置が、「何でここにあるんだろう」という中途半端な場所についている事があります。図面ではダイニングのスイッチの位置が中途半端な場所についています。
ダイニングの照明をつけるのにリビングまで行かないと照明をつける事ができないというのは不便です。
この場合は、キッチンのスイッチと同じ場所につけてあげるのが、動線的にも便利ですし使いやすいです。
また、基本的にスイッチはいろんな場所にバラけさせるのでは無く、できるだけまとめてあげる方が使いやすいです。
スイッチを連動させる
スイッチは何個も照明と連動させる事ができ、スイッチを連動させると使い勝手が劇的に良くなる事があります。
この図面ですと、洗面所とリビングのスイッチを連動したいところ。
照明が必要となる夜に寝室からお風呂に入ろうとした場合、階段で1階に降りてくると、洗面に行くまでに明かりが欲しいですね。
階段の側にリビングのスイッチがあれば、リビングを簡単に明るくする事ができ、洗面所までスムーズに行くことができるようになります。
次に洗面に行くと、今度はリビングの電気を消す必要が出てきます。
そうなると、洗面所の近くにリビングのスイッチが欲しくなりますね。
無事お風呂に入った後は、今度はこれが逆になります。そのまま寝室に行くのであれば階段まで行けば良いですし、水やビールを飲んで一息つくのであれば、そのままリビングでくつろぐ事ができますね。
ニッチの活用
電気配線図には、スイッチやコンセントだけでなくインターホンや給湯器のリモコンの位置ものっています。
このインターホンやリモコンなんですが、意外に出っ張っていて存在感があります。
そこで、インターホンなどをまとめたニッチをつくってあげると、簡単に出っ張りを無くしてスッキリさせる事ができます。
スイッチなどいろんな物が集まれば集まる程、ニッチをつくる効果は高くなるので、スッキリした部屋にするなら、インターホンやリモコン用のニッチをつくるのがおすすめです。
スイッチ・コンセント設置高さの目安
掃除機用はかがまなくてもいいように、温水洗浄便座用は水滴が飛ぶことを考えて機器から少し離して…
など、コンセントは抜き差しの頻度や、使用する器具の特性を考えて設置位置を決めるのがポイントです。
高齢者に配慮する場合
スイッチは、床上110~120cm程度の高さに設置されるのが標準ですが、
ご高齢の方や身体の不自由な方がいらっしゃる場合は、少し低め(約100cm)に設置されると負担が軽減されます。
またコンセントは少し高めの位置に設定すると、大きくかがむ必要もなく楽に使用できます。
コンセントの向きによって不調がみられる?正しい差し込み方をご紹介
普段よく使うコンセントですが、差し込み方に正しい向きがあるのはご存知ですか?
基本的に多くの機器では差し込む向きを間違えたからといって影響はないので、普段は気にすることはありません。
しかし、一部の機器(オーディオ、パソコンなど)には少し影響がでてしまうこともあります。
コンセントの差し込む向きを変えるだけで、故障もなく快適に安全に機器を使用することができるのですから、正しいコンセントの向きを知っておいて損はありません。
コンセントの向き!長い方のプラグを大きい差し込み口へ
コンセントの差し込み口といえば、細長い穴が2つ空いていますよね。じつはその穴をよくみると、左が長く、右が短く設定されているのです。
機器のプラグも同様に、長い方と短い方があります。コンセントにプラグを差し込む際には、大きな穴に長い方を小さい穴に短い方を入れるようにしましょう。
コールドとホット
コンセントの、左の大きい差し込み口のことをコールド(アース)とよび、右の小さい差し込み口のことをホットとよびます
コールドは9mmほど、ホットは7mmほどのサイズです。
電気は電池のように直流であれば、マイナスからプラスに流れていきます。
しかし、コンセントは交流となるため、ホット側から電気が流れてきてコールド側から電気が戻っていくのです。
コールド(アース)には、漏電を防ぐために余分な電気を大地に逃す性質があります。
まとめ
コンセントはあらかじめ図面に配置されているので、ついついそのまま家を建てれば安心と思ってしまいますが、実際にはあなたに合ったコンセントの配置に変更する必要があるんですね。
ちなみに、2口コンセントは1カ所で2千円〜3千円くらいです。そんなに金額がかかる物ではないので、もしコンセントを付けるかどうかで迷ったら思い切って付けておくのがおススメですよ
いかがでしたか?
コンセントの位置を悩まれる方は多く見かけますが、スイッチの位置は見落としがちですよね🤔
お家づくりで悩まれているご友人がいらっしゃいましたら、ぜひアドバイスしてみてください!
もちろん、ヒロ建工スタッフへのお問い合わせも大歓迎です♪
次回もお楽しみに🕊